他人の話を受け入れられる人でありたい。
相手の歩調に合わせることができる人になりたい。
私たちは「相手に合わせる人」が好感を持たれると思いがちです。
でも、そういう人になっても、なぜか幸せになれない。むしろ、他人の価値観の中にいるようで、息苦しく感じることがあります。
では、自分らしく、幸せに生きている人はどんな人なのか。
最大7か月待ちの婚活塾をはじめ、幅広い事業を展開する杉口加奈さんの著書『I LOVE ME かわいくブッとびながら1億円』(KADOKAWA刊)を読めば、それが分かります。
「常識って何? それは私が決める!」
「嫌われた先に『愛される』がある」
「一般ウケを狙う婚活女性に幸せな未来はない」
こうした刺激的な言葉とともにつづられているのは、悩める女性たちへの杉口さんの自信に満ち溢れたアドバイス、そして「本当の"ありたい自分"で生きましょう」というメッセージです。
ここでは本書から、幸せな結婚がしたいと悩む女性たちに向けた杉口さんの「ブッとんだ」婚活論を2つご紹介しましょう。
前述で取り上げたこの言葉には、杉口さんの考えが凝縮されています。
杉口さんが経営する婚活塾は、一般的な結婚相談所との方針が真逆。「控えめなかわいい女性」になるのではなく、「自分らしいファッションで、自分がキラキラできることをアピールできる女性」になってほしいと伝えるのだそうです。
「それで本当に素敵な人と結婚できるの?」「男性は一歩引いた『良妻賢母』タイプが好きなのでは?」と思う人もいるでしょう。そんな疑問に杉口さんはこう言い放ちます。
しっかりしていて自分に自信のある男性は、一般ウケするファッションの女性でなければ好意を持てないことなんてないし、アクティブな趣味にも眉をひそめないでしょう。自分らしく生き生きとしている女性に惹かれるものです。(p.144より引用)
自分らしく生きている女性こそ、しっかりした男性に好かれる。逆に、己を立ててくれるような昔風の女性が好きな男性は、自分に自信を持てないタイプだと言います。
対等に支え合えるパートナーを探したいのであれば、まずは女性が自分らしく生きることが大事。そして、その人らしさを認めてくれる人こそ、運命の人と言えるのです。
男性とのデートがあまり楽しくないとき、あなたならどう振る舞いますか? 相手のためを思って楽しいふりをする――それは杉口さんからすればNG行為。楽しめないと思ったら、すぐに帰りましょう。 もちろん、相手に失礼な態度を取ってはいけないので、「急用が入ったから」などとちゃんと言い訳はします。でも、相手が大人であれば、なぜ帰るのか、察してくれるはずです。
それはデートの時だけではありません。嫌だなと思ったときは自分の希望を伝える。器の大きい男性なら、それを受け入れてくれるはずです。大切なことは、自分の気持ちを率直に伝えること。それができなければ幸せな未来はないと、杉口さんは言います。
ただ、伝えるときに、相手を否定して自分の意見を押し付けてはいけません。伝えるべきは、自分がどんな未来を望んでいるか、ということです。望む未来を伝えるときに負の感情は必要ないですよね。
今は、我慢する女性よりも、素の自分を見せて意見を言える女性の方が、エグゼクティブな男性から好かれると杉口さん。「一歩下がって」ではなく、自分らしさを堂々と出していきましょう。
本書は人生、お金、恋愛・結婚といったトピックを通して、自分が自分らしく生きるためがつづられています。
本当のあなたを縛り付ける過去や古い常識から抜け出して、未来に向けて自分らしさを全開にして生きていこう。嫌われたってかまわない。その先にあるのは「愛される」未来。そうした力強いメッセージは、この社会に息苦しさを感じている女性にとって励みになるはず。
幸せになるためには「I LOVE ME」の精神が必要であることを教えてくれる一冊です。
(新刊JP編集部)
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