読むべき本、見逃していない?

ツラい夏バテ。原因は食生活の変化? 予防の決め手は...

  • 書名 いのちを長持ちさせる ひとさじの油 いつまでも若々しく健康でいたいなら、オメガ3を摂りなさい!
  • 監修・編集・著者名オメガさと子、守口徹監修
  • 出版社名アスコム

夏バテ、ツラいですよね。
腹巻きを巻いてみたり、5本指ソックスをはいたり、冷たい飲み物をガマンしたり、デスクワークの合間に軽く体を動かしたり。いろんな努力をしているのに、やっぱりバテる。

そんな夏バテを根本から改善する、とてもシンプルな解決法があるといいます。
それのキーワードはずばり、「オメガ3」です。オメガ3啓蒙家のオメガさと子さんの最新刊『いのちを長持ちさせる ひとさじの油』(オメガさと子著、守口徹監修、アスコム刊)から、わかりやすく解説していきましょう。

■そもそもどうして夏バテになるの?

夏バテの主な原因は「冷え」。女性に冷え性が多い理由は、筋肉量が少なく、基礎代謝が低いこと。さらに、血管の収縮・拡張機能が比較的弱く、足先など末梢部分の血流量が少ないことがあげられます。

とくに中高年になると、動脈硬化や血管の老化などから、血液の流れが悪くなるうえ、皮膚の感覚も鈍くなり、エアコンの冷気に気づかず、症状を悪化させてしまうこともあるようです。

■オメガ3は血管をしなやかにする

そこで、本書で提唱されている「オメガ3」です。オメガ3のEPAやDHAは、全身の細胞膜に使われており、適切な量のオメガ3を含んだ細胞膜はとてもしなやか。

たとえば血管です。血管を流れる血液は、赤血球、白血球、血小板などの細胞で構成されています。血液の細胞たちは、血管が太ければ、円形のままでもスムーズに通れます。ところが、指先などの毛細血管を通るときは、シュッと楕円形に姿を変えなくてはなりません。ですから、しなやかな細胞膜のほうが断然有利になるのです。

当然、血流も増えますし、同時に、血管へのダメージを抑えることができます。しかも、血管自体がしなやかだとポンプ機能の動きもなめらか。全身の血流がスムーズになります。

また、もうひとつ、オメガ3には、皮下脂肪や内臓脂肪を燃焼させてエネルギーに変える働きがあり、基礎体温を上げてくれる効果があるといいます。

1度体温が上がると、代謝が12%、免疫力が30%上がるとも言われています。それほど基礎体温は大切なのに、現代人の平均体温は下がりっぱなし。私たちにとってオメガ3は、実はとても必要不可欠だと言えるでしょう。

■魚離れがオメガ3不足を招く

しかし、現代人はオメガ3不足に陥っていると言われています。その理由は「魚離れ」。昔は毎日朝ごはんの中に並んでいた魚が消え、今では魚を食べるのは週に1回あるかないか、そんな人も多いのではないでしょうか。

魚の摂取量が減れば、当然、オメガ3が不足します。厚生労働省の2010年度版「食事摂取基準」では、EPAとDHAを合わせて1日1グラムの摂取を目標値としています。ところが、魚介類と肉類の摂取量がほぼ同じだった2006年頃でさえ、50〜70代でも0.6グラムを少し超える程度、18歳〜20代では目標値のわずか5分の1である0.2グラム程度でした。

日本脂質栄養学会が推奨する数値を考えると、オメガ3の理想的な摂取量は、1日2食程度、魚介類を食べること。とはいうものの、現在の肉食中心の食生活をガラリと変えるのは難しいですよね。

そこで登場するのが、えごま油やアマニ油。毎日スプーン一杯摂り続ければ、オメガ3の理想の摂取量に近づけることができるといいます。

オメガ3は全身の細胞膜をしなやかにし、スムーズな血液の流れをつくってくれます。たかが冷え性、たかが夏バテと油断するのは危険です。毎日スプーン一杯のオメガ3を摂るというシンプルな習慣を始めてみませんか。

(新刊JP編集部)

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