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「仕事がつまらない」が変わる 前向きになる思考法

  • 書名 『自分を幸せにする働き方』
  • 監修・編集・著者名張替一真著、横井いずみ絵
  • 出版社名ぱる出版

人生の多くの時間を費やしている仕事だから、楽しく働けるかどうかは人生の充実度に関わってくる問題だ。仕事内容や仕事量、勤務環境、人間関係など、仕事のモチベーションを下げる要因はいくつもあるだろうし、そのなかには当然自分でコントロールができないこともある。

とはいえ転職するほど嫌でもない。「楽しくないけど、めちゃくちゃ嫌でもない」状態でなんとなく日々を過ごしている人は、実は結構多いのではないか。必ずしも思うに任せない環境の中で、前向きに、楽しく働くにはどうすればいいのか。

■仕事が楽しくなり、未来に希望が持てるようになるためのステップ

『自分を幸せにする働き方』 (張替一真著、横井いずみ絵、ぱる出版刊)では、仕事を少しでも楽しむために必要な「仕事をする為の目的」をつくるコツをイラストも交えながら紹介する。

前向きに仕事に向き合うにはどうしたらいいのか。仕事で嫌なことがあるからと、マイナス視点を持っている場合、前向きにはなれない。

なので、まずは嫌なことは置いておいて、興味を持てるポイントを探すこと。そして、興味を持てたら、好きなところを一つでも見つけてみる。これは人に対しても、仕事に対しても言えることだ。少しでも興味が持てれば、そこから好循環が始まる。

また、仕事で大事なのは「目的」だ。これは会社から求められるものではなく、個人的なものでいい。

「この仕事を通して、自分はどうなりたいのか、何をしたいのか」という目的を持つことで、未来が見えてくる。自然と行動はそちらを向いたものに変化し、気持ちも上向きになっていく。そこで本書では目的を設定するコツを4つ挙げている。

1.まずは仮設定する
目的は最初から完璧なものでなくていい。仮設定することで、やみくもに動いたり、ダラダラすることを防ぐこともできる。たとえ目的が間違っていても、そこから軌道修正していけばいい。興味があることをどんどんやっていくことが大切。

2.目指す人を決める
目的設定するためには、「憧れの人」を思い描いてみる。憧れの人の考え方や姿勢を知り、マネをしてみる。すると、目的も定まってくる。

3.ワクワクできるものにする
目的は自分で決めたものならどんなものでいいが、注意すべき点は「ワクワクする目的を設定する」こと。ワクワクするものであれば、モチベーションが上がり、苦しいときでも乗り越えられるからだ。

4.見晴らしのよい場所で考える
自宅で目的を考えるよりも、公園や海などの「見晴らしのよい場所」で目的を考える。視界が広くなることで、思考の幅も広げることができるからだ。

働くことに対してモチベーションが上がらない、楽しくないと感じるときは誰にでもあるだろう。そのとき、本書で紹介する仕事が楽しくなる74の思考法は役に立つはず。今の状況や自分に合わせて、活用してみると、モヤモヤした気持ちが晴れて、「とりあえず、これをやってみよう」という出口が見えてくるのではないか。

(T・N/新刊J P編集部)

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