どんな人でも何かしらの才能を持っている、とよく言われます。自分が心から好きなことや、自分の才能に早い段階で気がつき、能力を伸ばしていければ、きっと人生は楽しくて充実しているはずです。
でも、それは簡単なことではありません。「自分が心から好きなこと」や「自分の才能」がわからないばかりに、好きでも秀でているわけでもない仕事を我慢しながらこなして、ストレスをためたり退屈している人は多いでしょう。
そういう人はよく「自分には何の才能もないし、好きなこともない」といいます。本当にそうでしょうか?もしかしたら本当は、ただ気がついていないだけかもしれません。
『本田健 大好きなことをして人生を自由に生きる!』(本田健/著、マキノ出版/刊)では、「才能」や「大好きなこと」に気づく方法として「感情」に着目。特に「イライラ」「落ち込み」といったネガティブな感情に目を向けることでそれらが見えてくるとしています。
■イライラするのは才能がある証拠
何かに対してイライラする時、そこには「自分だったらもっとうまくできるのに」という気持ちが潜んでいるもの。たとえば、サービスの悪いレストランに「自分ならもっと上手な接客ができるのに」とイライラしたなら、あなたには人をもてなす才能が隠れているのかもしれません。
■子ども時代に叱られたことを思い出す
子どもの時よく叱られた事柄を思い出してみるのも、自分の才能を発見するきっかけになります。というのも、世界的な講演家の多くは、子どもの頃「少し静かにしていなさい」と叱られた経験があるそう。当時から、話すことが大好きで、得意だったというわけです。
もし、子ども時代に一つのことに熱中しすぎてよく叱られていたなら、その周辺に才能が眠っているのではないでしょうか。
■嫉妬を感じたら、その人と似た才能がある
また、誰かに対して嫉妬を感じた時は、その相手とあなたは共通する才能を持っているといいます。今、強い嫉妬心を覚える相手がいるのなら、その人が何に長けているのか、自分はその人のどこに嫉妬しているのかを考えてみましょう。
■絶望したり、怖くなるのは才能がないからじゃない
自分が好きだと思ってやっていることでも、思い通りにいかないことが続くと「自分には才能がないんじゃないか」と絶望的な気持ちになったり、それ以上続けるのが怖くなることがあります。
でも、そういう気持ちになるのは才能がないからではなく、理想が高いからですし、高い理想を持ってしまうのは好きだからこそ。その理想を追い続けていけばきっと成果が出る日がくるはずです。
自分の仕事だけでなく、生き方を決める意味でも、自分の才能や自分が好きなことを知ることは大事なこと。今、自分の生活が退屈でつまらないものだと思っているなら、「感情」を手掛かりに自分の心の声を聞いてみてください。
本書ではその見つけ方のさらに詳しい解説や、自分が心から好きなことを仕事にして、お金にも時間にもとらわれることのない人生を手に入れるための方法が明かされています。
大人はもちろん、中学生や高校生にとっても、進路を決める強力な指標になるはずです。
(新刊JP編集部)
関連記事
・
“お金が貯まらない人”の共通点とは?・
貯金は30歳までが大事! 年収分を貯めるには?・
居酒屋で“○○○○○”を頼む人はお金が貯まらない?・
実は人を傷つけているかもしれない余計なひと言 嫉妬、イライラ…負の感情から自分の才能に気づく方法