「人の可能性は無限大」などとよく言われますが、実生活に目を向けると「こんなこと自分にできるわけがない!」と自分の限界を決めて、早々と諦めてしまうことは結構あるものです。
しかし、今の自分が持てる能力を全て発揮しているかと問われると「もっとできるかも」と思う人は多いはず。自分に限界を作らず、どんどん能力や才能を開花させて行ける人と、そうでない人にはどんな違いがあるのでしょうか。
今回は『ハーバード流 自分の限界を超える思考法』(マリオ・アロンソ・ブッチ/著、山本泉/訳、アチーブメント出版/刊)からいくつか紹介したいと思います。
■まわりの状況について、不満を言わない
苦境に陥っている時や病気の時に、未来のことを考えてわくわくすることはなかなかできません。しかし、状況に対して不満を言ったり、不安や失望をそのままにしておいても、明るい未来はやってこないのです。
周りの状況をどう捉えるかは、結局のところ自分次第です。苦しい時ほど、物の見方や態度をクリエイティブなものに変えられる人が、自分の新たな可能性を切り開いていけます。
■失敗した時のことは考えず、成功することに100%集中する
何か目標を定めてそれに向かう時に、多くの人は「本当にできるのかな?」という不安を持ちます。その不安や疑念がつのると、なかなか行動に移せなかったり、思いきった行動が取れなくなることも。
しかし、目標に向かうのであれば、たとえ何の保証がなくても「自分は必ず成功する」という強い信念を持つ必要があります。同じことをするのでも、不安な気持ちを抱えたまま挑むのと、自信を持って挑むのでは結果は全く異なるのです。
■自分が知らないことを認めて、勉強をやり直す勇気と根気がある
急激に変わっていく世界では、自分が正しいと思っていた考え方ややり方があっという間に時代遅れになることは珍しくありません。そんな時、今までのやり方を捨てて、知らないことを勉強しなおさなければならない時もあります。
たとえ何歳になっても自分が何も知らないということを認めて、勉強を続けたり、時には勉強し直す勇気と根気がある人が、自分の限界を突破していける人の条件だといえます。
この本には、「ものの見方」、「考え方」という観点から、自分の限界を打ち破ってクリエイティブに、いきいきと能力を発揮していくための秘訣がつづられています。
「自分はどうせこんなものだ」と、能力の限界を自分で決めてしまう前に、本書を読んで、その限界を打ち破るべくチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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