仕事、恋愛、人間関係...日々直面する様々な悩みを解決するために、私たちは友達に相談したり、カウンセリングを受けたり、占い師を頼ったり、旅に出たりと様々な行動に出ます。
しかし、カウンセラーも占い師も、悩みを根本から解決したり、その人を幸せにすることはできません。結局、悩みを解決できるのは自分だけなのです。
自分の悩みに自分で対処するために、私たちは常日頃から自分の価値観やものの考え方を把握しておく必要があります。
『幸せの種 あなたを守り高めてくれる「光の言葉」』(飯田史彦/著、彩雲出版/刊)は、人生にまつわる悩みや、答えの出しにくい(答えのない)テーマを読者に投げかけ、読者はそれらに対して専用の記入欄にコメントを書き込む形式になっています。
どのテーマについても肯定・反論の両方を書き込むことになるため、物事を複数の角度から見る癖がつき、自分の価値観や考え方を知るうえで役立つはずです。
例えば、こんなテーマに対して、あなたならどんな風に反論、または肯定しますか?
■真に愛し合い、深く結ばれている相手であるならば、いつも一緒にいる必要はない。
このテーマを考える時は、付き合っていた彼氏が突然転勤になってしまい、離ればなれになってしまうケースを想像してみるといいかもしれません。
彼女であるあなたが「さびしい思いをするくらいなら別れた方がいいのかも...」と考えているにもかかわらず、彼氏が「真に愛し合い、深く結ばれている相手であるならば、いつも一緒にいる必要はない。」といって遠距離恋愛を希望した場合、あなたは彼氏にどう反論するでしょうか?
反対に彼氏の立場だとしたら、別れを考えている彼女をどのように説得しますか?
前者は「"真に愛し合い、深く結ばれている"というのは相手が身近にいるから感じられることであって、離ればなれになったらただ寂しいだけで、そんなことは実感できない」、後者は「顔を合わせないと愛情が実感できないなんて、それこそ寂しいことだ」といったところでしょうか。
もちろん人それぞれ違うアプローチで肯定・反論できるはずなので自分なりの意見を考えてみましょう。
■2人の男女が結婚前に抱えていた諸問題のほとんどは、結婚して解決するどころか、もっと深刻になる。したがって、ある相手と結婚しても大丈夫かどうかの判断基準は「これらの問題を結婚後に2人で乗り越えられるか」ではなく「これらの問題が結婚後に何倍も巨大化した後に訪れる、真の修羅場に耐え切れるのかどうか」ということである。
これも男女関係にまつわるテーマですね。
彼氏に何回も浮気を繰り返されているにもかかわらず、「結婚したら落ち着いてくれるかも...」と結婚を考えている女友達にどんなアドバイスを送るか、またその女友達の立場からあなたのアドバイスにどう反論するかを考えてみるとわかりやすいはず。
累計200万部を超える大ベストセラーとなった、飯田史彦さんの『生きがいの創造』シリーズの実践編ということで注目を集めている本書。
今回は恋愛にまつわるテーマを取り上げましたが、この他にも人生全般についてのテーマが多く扱われており、自分の悩みを自分で解決する力を養うのに一役買ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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