人類の誕生や旧石器時代からの細かい事象を覚えていくと、日本史の全体像がなかなか理解できない。理解するうえで大切なのは、日本の歴史全体を大きくつかむことだ。本書は、原始・古代から、中世、近世、近代、現代の5章からなる。
旧石器時代の日本人の生活は1カ所に定住せず、狩猟・採取を繰り返していた。奈良時代に聖武天皇が即位すると、天然痘が流行して飢饉(ききん)が頻発。朝廷に対しての反乱もあり、収拾をはかるために仏教の力を借りた。戦国大名の織田信長は革新家などではなく、合理的な手法をもって天下を支配しようとした。記憶に新しい昭和のバブル経済の発生から崩壊までも興味深い事柄を、イラストをまじえて解説。わかりやすく、つかみきれない日本史の全体像が自然と頭に入っていく。
歴史学者で東大史料編纂所教授だった筆者は、本書刊行後に亡くなり、遺作的な1冊。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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