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『太宰を読んだ人が迷い込む場所』 齋藤孝著

  • 書名 太宰を読んだ人が迷い込む場所
  • 監修・編集・著者名齋藤 孝 著
  • 出版社名PHP新書
  • 出版年月日2020年3月12日
  • 定価本体940円+税
  • 判型・ページ数新書判・236ページ
  • ISBN9784569846637

 「太宰って若いときに読むものだろ?」と思われるかもしれない。たしかに、自意識やプライド、世間とのずれといったテーマを軸に展開する太宰作品を読むと、そのように思われても仕方がないかもしれない。しかし、著者はいう。「いくつになっても太宰には、はまる」と。太宰は常に死と隣り合わせのギリギリのところを生きて、そこで掴んだものを、作品としてみせてくれる。いわば、「人生の実験者」である太宰にしか、書けない言葉があるのだ。

 太宰治の全作品から、「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」(『ヴィヨンの妻』)、「生れて、すみません」(『二十世紀旗手』のエピグラフ)、「八月のおわり、私は美しいものを見た(『満願』)といった忘れ難い文言を抽出し、その魅力を解説。『新釈諸国噺』の中の「貧の維持」のような笑える作品や、よくわからない不思議な作品も網羅。太宰の本当の魅力を満喫できる。

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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