昭和40年生まれの元体操日本代表・山田三男は、かつてはオリンピックでの金メダルを目指すが、競技中の事故により頸椎を損傷し、選手生命を絶たれてしまう。けがの後遺症により就職できなかった三男は、現在は主夫をしながら、大手スポーツメーカーに勤務し家計を支える同齢の妻、新体操選手として活躍する22歳の長女、注目を集める9歳上の姉にコンプレックスを抱く次女らを優しく見守っている。三男は自分が果たせなかったオリンピックの夢を長女に託すのだが―。
高度経済成長期に生まれ、大学時代はバブル全盛期、平成不況を経験しながらもどこか楽観的。そんな「昭和40年男」たちが直面する夫婦関係、いじめ、親の介護といった家族の問題に、主人公三男が奮闘する姿を描く。
文字通り「昭和40年男」である著者・佐川光晴が、同世代はもとより、闘う男たちへのエールを送る、心温まる家族小説だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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