漫画家・ヤマザキマリの〝規格外〟な母親・リョウコ(85)の生涯―1960年、リョウコが27歳の時に新設された札幌交響楽団で音楽をやるため、半ば勘当状態で実家を飛び出した。新天地・北海道では理解者となる指揮者の男性と出会い、結婚するものの1年余りで早世され、シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることになる。誰かにすがることもできず、家事も育児も仕事も自分でなんとかするしかなかった。
戦後、女性が仕事を持つことが難しかった時代。ヴィオラ演奏家という職業を選び、ボーダーレスな家庭で子供を育てあげた破天荒な母の人生を、同じくシングルで子育てをした娘マリが語る。「母親らしさ」からは縁遠いけれど、いちずに音楽と家庭を愛する母の背中を見て感じた、そして学んだ、たくさんのことは何か。昭和を駆け抜けた波瀾(はらん)万丈な母リョウコの、まるで「朝ドラ」のような人生!
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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