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『日本の「中国人」社会』中島恵著

  • 書名 日本の「中国人」社会
  • 監修・編集・著者名中島恵
  • 出版社名日本経済新聞出版社
  • 出版年月日2018年12月11日
  • 定価850円+税
  • 判型・ページ数232ページ
  • ISBN9784532263935

外国人労働者受け入れ問題が話題になっているが、日本に住む全外国人の3分の1が中国人だ。人口は70万人を超え、鳥取県よりも多い。かつては不法滞在者、偽装結婚、飲食業などのイメージが強かったが、中国経済の躍進を追い風に、実態は変貌を遂げている。現在では高度外国人材の65%が中国人で、大手企業のエリート社員、大学教授、エンジニアなども多く、多様化している。

とくに多いのが東京、埼玉、神奈川、大阪などの首都圏で、川口市の芝園団地は住民の半数が中国人だ。人口が増え続ける中、彼らは独自のコミュニティーを形成している。日本の県人会に当たる同郷会、中国の大学の同窓会、SNSのグループなどで、その数は無数にある。

彼らはなぜ、どのような経緯で、日本に住みついたのか。「中国のミニチュア版」ともいえる日本の中国人社会を知れば、中国の今も見えてくるはずだ。

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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