仮想通貨のビットコインは、今年に入り次々と最高値を更新、テレビCMでもよく見かけるようになった。「面白そう」「もうかりそう」と興味をひかれる人も多いだろう。
しかし、日銀出身の決済システムの第一人者である著者は、「ビットコインは仮想通貨としては<もう終わり>」と断言。「ビットコインは上位1%が全体の9割を保有する寡占状態」「通貨としてのユーザーはたった2%」「全取引の94%が中国元」「マイニングの7割が中国企業」など衝撃的なデータを次々と提示して、その「虚像」を暴いていく。
今やビットコインは中国人を中心としたマネーゲームの対象と化しており、中国当局が規制を強化すると、今度は事情をよく知らない日本人が周回遅れで飛びつきはじめた状況だということが、よく分かる。
仮想通貨への投資を考えている人も、そうでない人も、読んでおいて損はない1冊だ。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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