周りのミステリー好きにぜひ訊いてほしい。綾辻行人、歌野昌午、法月綸太郎、有栖川有栖、我孫子武丸、山口雅也、麻耶雄嵩という作家の新作が一堂に会することがどのくらいすごいことなのか。事件なのか。
1987年、綾辻行人著『十角館の殺人』刊行により巻き起こった「新本格」と呼ばれるミステリーの一大ムーブメント。当時人気を誇った「社会派」とは一線を画す、謎と論理を重視したものだ。長年にわたり多くの読者をとりこにし、さらに影響を受けた新たな作家たちが次々誕生、現在のミステリー界を盛り上げている。その第一世代と呼ばれるベテラン作家による書き下ろしアンソロジーが本書だ。
各作家の作風が色濃くあらわれた7作品。円熟の域に達した7人だが、どれもが先進さを感じさせるのはまさに新本格の志がなせる業である。ミステリーの面白さ凝縮の1冊。「傑作ばかり」という帯の文言に偽りはない。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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