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「新戦艦<大和> 回天編」林譲治著

  大日本帝国海軍が、広島の呉海軍工廠で極秘に建造していた、史上最大の戦艦<大和>――史実では<大和>が就役したのは太平洋戦争の開戦後だが、この小説の<大和>は昭和16年11月29日には、南遣艦隊の旗艦としてサイゴンにいかりを下ろしている。そして、12月2日に、戦争決定の作戦発動文『ニイタカヤマノボレ一二〇八(ヒトフタマルハチ)』を受け取るのである。
 ”もしかしたら、あったかもしれない歴史”の中の<大和>は、当時、世界最強とうたわれた英国の戦艦<プリンス・オブ・ウェールズ>に主砲をぶっ放したり、射程の長さを利用したアウトレンジ攻撃を行ったりと、大活躍だ。
 しかし、3冊目となる最新刊『回天編』で赴くミッドウェー島では・・・?
 果たして無敵の<大和>がたどる運命は栄光か、悲劇か――まだまだ続きそうなこの物語の行く末を、手に汗握って見守りたい。 

書名:新戦艦<大和> 回天編著者:林譲治発行:毎日新聞出版定価:900円+税

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