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「健診・人間ドックはもうやめなさい!」医学博士 中原英臣/矢島新子著

  受診する人は健康そのものだと思っていても、健康診断や人間ドックを受けると、「血圧が高い」「コレステロール値が高い」と診断されるケースは少なくない。数値が異常となれば、「薬を飲んで様子をみましょう」となるのがオチ。だが、検査結果の「基準値」にはカラクリがある。数値を厳しくすれば、異常と診断される人は必然的に増える。
つまり病人にされ、薬が投与され、経過をみるために通院を強いられることになる。
 そもそもこの「基準値」が日本には1つしかない。90歳の高齢者も20歳の若者も同じ。他の国のように年齢による設定がなされていない。以前の健診には、病気の早期発見という役割もあった。しかし、いまや「病人をつくりだすメカニズム」と化している。では、私たちは検診とどのようにつき合ったらよいのか、本当に必要な健診項目は何かなど、自分の健康は自分で守る心構えをアドバイスする。 

書名:健診・人間ドックはもうやめなさい!著者:医学博士 中原英臣/矢島新子発行:アーク出版定価:1000円+税

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