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「徳川家臣団の謎」菊地浩之著

  家康には最強の家臣団「三河武士」が存在した。忠義・忠節を重んじ、苦難の時代を乗り越えた「徳川家臣団」の謎に迫る。
 草創期の家康時代に、徳川の軍制は「三備(有力家臣の酒井忠次・石川家成を旗頭とする2組に編制。家康の直属旗本衆を別に置く)」が築かれた。これによって、優れた領主たちは徳川の家臣となった。天正13(1585)年には「旗本七備」へと変化。本多忠勝・榊原康政・酒井忠次・大久保忠世・大須賀康高・井伊直政・平岩親吉が登用される。彼らは徳川家臣団の中心となり、大名へと取り立てられていった。この流れを、徳川氏の歴史の中で鮮やかに解き明かしてゆく。
 本書は、豊富な先行研究や史料と向き合い、徳川家臣団の全容を明らかにした。随所で新説も披露しており、特に第Ⅱ部は、徳川家臣団について詳しく知りたい読者にとって、最適である。 

書名:徳川家臣団の謎著者:菊地浩之発行:KADOKAWA定価:1600円+税

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