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「コーランに本当は何が書かれていたか?」カーラ・パワー著、秋山淑子訳

  「女性はベールで身体を覆い、肌を見せてはいけない」「ジハードで死ねば楽園の72人の乙女という報酬が約束されている」―。
 イスラム教の原点・コーランには、実はこうしたことは一言も書かれていない。これまで、過激派や権力者たちによって都合よく解釈されてきたコーラン。その聖典を、アメリカ人の女性ジャーナリストがひもとき、知られざる核心に迫る。
 「ニューズウィーク」や「タイム」などで活躍する著者は、「イスラム教の教え」そのものを知るために、イスラム教の指導者である友人・アクラムとともに、1年間にわたってコーランを読み解くことを決意。彼と一緒に読み進めていくと、イスラム教は本来、男女の平等を訴え、他宗教との共生を重視していた、という意外な事実が次々と明らかになった。
 本書は、今年度の全米図書賞にもノミネート。イスラム世界の本質を突く1冊だ。


書名:コーランには本当は何が書かれていたか?
著者:カーラ・パワー、秋山淑子訳
発行:文芸春秋
定価:1900円+税

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