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「どうせこの世は仮住まい♪音楽業界の変遷を見て♪」佐藤修著

  BMGビクターとポニーキャニオンで社長を務めた筆者が、半世紀近くを過ごした音楽業界の変遷と自身の「レコード人生」を振り返った一冊。
 筆者はジャズ好きが高じて1964年に日本ビクターに入社。同社の初代洋楽宣伝課長としてニュー・ソウルやフュージョンなど新たな音楽ジャンルを日本で育てた立役者とあって、スティービー・ワンダーやダイアナ・ロス、阿川泰子、石野真子など国内外の著名アーティストとの交流や売り出し秘話を惜しげもなく披露している。
 「グラミー賞をお手本に格好よく」を目標に日本ゴールドディスク大賞表彰式を1987年に初開催した、といった音楽業界の裏話の数々も興味深い。
 文中で描かれているのは音楽業界の成長期そのもの。その黄金時代を、慶応大学体育会サッカー部仕込みの突破力で全力で駆け抜けた筆者の“熱さ”と、音楽への深い愛情が文章の端々から伝わってくる。


書名:どうせこの世は仮住まい♪音楽業界の変遷を見て♪著者:佐藤修
発行:悠雲舎
定価:1250円+税

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