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「カラー版 新大陸が生んだ食物」 高野 潤 著

  肉じゃがやフライドポテト、カレーなど、日々の食卓に欠かせないジャガイモ。その品種といったら「男爵」や「メークイン」が有名だが、最近は、断面が黄色くてねっとりとした味わいの「インカのめざめ」など、新たな品種も登場している。
 しかし、原産地のアンデスには、さらにバラエティー豊かなジャガイモがあふれている。
 200種以上のジャガイモを撮影、試食した著者によれば、色は白・赤・黒・まだらなど、形はゴツゴツとしてむきにくいことから現地語で「嫁泣かせ」と呼ばれるものや三日月形のものから、味もデザートのように甘いものまで。「これがジャガイモなのか」と驚かされる。
 ほかにも新大陸から広まったトマト、唐辛子、トウモロコシ、カボチャや、近年日本でもポピュラーになったマカやキヌアなど、さまざまな食物を多彩なカラー写真で紹介する。

書名:カラー版 新大陸が生んだ食物
著者:高野潤
発行:中央公論新社
定価:1000円+税

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