本を知る。本で知る。

「フランス流テロとの戦い方」 山口 昌子著

  全世界を震え上がらせたフランスの風刺週刊紙「シャルリ・エブド」襲撃事件。直後にフランス全土に広がった「私はシャルリ」という反テロスローガンに著者は「フランスの国のかたち」を見て取る。
 シックでエレガントなモードやグルメの陰に「強固で強靭(きょうじん)で頑固で、あきれるばかりの自尊心と自負に富んだ『国のかたち』」とは、「表現の自由」は死守されるべきものというフランス革命以来の絶対的な価値観だ。
 一方で、フランス社会は北アフリカなどからの移民を多く抱え、イスラム国や反シリア勢力に参加する若者が後を絶たず、国内に潜伏するテロリストの脅威は少なくない。そんな中、イスラム国への軍事作戦強化、イスラム教徒の過激化を防止する法整備、市民全員でテロに立ち向かう包括市民サービスなど、硬軟取り混ぜたテロ対策を打ち出している。その成否は。フランスを知り尽くすジャーナリストの全世界注目の緊急リポートだ。

書名:フランス流テロとの戦い方
著者:山口 昌子
発行:ワニブックス
定価:830円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

記事一覧 公式サイト

夕刊フジの書評からの一覧

一覧をみる

書籍アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

漫画アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
もっと見る

当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!

広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?