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「日本の『運命』について語ろう」 浅田 次郎著

  日中韓の関係、貧富の差の拡大―。<衆>より<個>の利益を、<未来>より<現在>を大切にする今の日本。『中原の虹』『終わらざる夏』『一路』など数々の名作を生み出してきた歴史小説の第一人者が150年で起きたこの国の「変容」を深い洞察力と明快な論理で解き明かした。
 「明治維新の原動力は、日本を植民地にはさせない、という一心だった」「親米思想は、GHQ統治以前の黒船来航からはじまった」「平和な大正時代には、徴兵忌避どころかくじ引きするくらいの兵役希望者がいた」「終戦後、北方領土に攻めてきたソ連軍に日本軍は圧勝していた」「文化の破壊」「統治システムと文化的伝統を一緒くたにするな」「和を乱さない文化の日本は、長男相続。自己主張の国中国は、指名制相続」…。国際関係が緊迫感を増す今、私たちの憂いを解く鍵がここにある。発見に満ちた、新・この国のかたち。

書名:日本の「運命」について語ろう
著者:浅田 次郎
発行: 幻冬舎
定価:1200円+税

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