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「ゴーストマン　時限紙幣」 ロジャー・ホッブズ著　田口俊樹訳

マン
ロジャー・ホッブズ
文芸春秋
田口俊樹
紙幣
夕刊フジの書評から
2014/8/29
 　大人の男のカッコよさ。それを堪能できるクライム・ノベルが登場。
　強盗犯が奪った120万ドルのカネ。そこには48時間後に炸裂（さくれつ）する爆薬が仕込まれていた。犯人はそのことを知らない。
　"ゴーストマン"と異名をとる犯罪の始末人・私は、爆発前に金を奪回せよとの依頼を受けた。面倒な仕事だが、私には断れない。依頼人に借りがあるのだ。5年前、マレーシアの高層ビル内の銀行襲撃計画。それが失敗に終わったのは私の責任だったからだ・・・。
　危険なカネは裏社会の連中のみならず、FBIも引き寄せる。邪魔する者たちを知略で排除しつつ、私は"時限紙幣"を追う。
　現在の事件と５年前の銀行襲撃作戦。２つの大仕事はどう決着するのか？
　圧倒的な犯罪のディティール、スリリングなストーリー、そしてクールな犯罪のプロ「ゴーストマン」。21世紀型ハードボイルドの傑作。

書名：ゴーストマン　時限紙幣
著者：ロジャー・ホッブズ著　田口俊樹訳
発行：文芸春秋
定価：1800円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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