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「10枚の愛蔵コレクション」　夢のおもちゃ箱編

おもちゃ
日本
夕刊フジの書評から
2014/8/20
 　昭和期の趣味を代表する切手収集。サラリーマンだった現役時代に買い集めた切手の整理を、定年後に実践している趣味者も少なくない。そんな趣味の持ち主たちが、特に興味を持った分野に沿った「テーマ収集」で厳選した10枚を紹介している。国籍や時代を超えて、徹底的にテーマを追求する執念が感じ取れる。
　オーソドックスなテーマでいえば動物。カエルやウサギ、馬といった切手のデザインになりやすいテーマだが、国や時代によって描き方や品種が全く違っているのが興味深い。中にはUFOやマジック、錬金術といった不思議なテーマで切手を集める人も。「切手の中に描かれた小さな傘」といったオンリーワンのテーマ設定に思わず笑ってしまう。切手少年だったという作家の泉麻人さんは「子供の顔」をテーマに参加。まさに昭和の情景が浮かぶ切手の数々に心を打たれた。

書名：10枚の愛蔵コレクション 夢のおもちゃ箱編
発行：日本郵趣出版
定価：2000円+税

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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