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「鎖国シンドローム」榊原英資著

 ユーロ危機にアメリカ経済の停滞、中国経済のバブル崩壊懸念・・・世界経済が不安定な動乱時代に入った今、「内向き」な政争ばかりが繰り返される日本。これで大丈夫なのかと心配にもなるが、著者は「日本は大丈夫」と太鼓判を押す。
 日本は歴史的に「鎖国」モードと「開国」モードを繰り返しており、また「鎖国」モードに入るだけなのだ。
 江戸時代の蓄積が明治の発展を支えたごとく、「内向き」志向の時代こそ、次の時代への内需を蓄え、文化を充実されるチャンス。
 「発想の転換」にこそ、充実した社会を作るヒントがある。エネルギー問題や老齢化社会への提言もめ、日本人の強みを再認識させてくれる一冊。


書名:鎖国シンドローム
著者:榊原英資著
出版社:集英社
定価:1680円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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