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「街角の記憶」酒井久美子

産経新聞
記憶
酒井久美子
夕刊フジの書評から
2012/12/14
 「かわいいものをかわいいままに」―本のコピーの通り、動物たちの可愛さ、健気さが溢れた写真集だ。動物たちには、当然のことながら、邪気がない。だから「とくダネ！」の小倉智昭氏が、心が和む、と言ったのはわかる。
　その写真は「サンフランシスコの犬」。これを見ると、現代人がイライラやストレスを抱えて生きていることが、何か愚かなことに思えてくる。
　著者は、長年JALの宣伝写真を撮ってきた。退職を機に、SANKEI･EXPRESS誌に「街角の記憶」と題して2年間、連載を続けた。
　26ヵ国、53都市で撮った犬、猫、人、そして自然と風景の107作品。コーヒーでも飲みながらページをめくれば、心が和むこと請け合い。


書名：街角の記憶
著者：酒井久美子
出版社：産経新聞出版
定価：1890円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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