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「埼玉の逆襲」谷村昌平著

埼玉県
谷村昌平著
夕刊フジの書評から
2012/8/ 6
「ダサイたま」「埼玉都民」「特徴がない」･･･、埼玉はずっとさんざんなことを言われ続けてきた。でも、この本はそれに真っ向から反論というスタンスを取らない。
　「それはそうですがね」とさらりと受け止めつつ、面白がっている。そのうえで、一見特徴のない土地にも、意外な歴史やエピソードが隠されていることを教えてくれる。ダサイの語源とか、さいたま＝さきたま＝「多摩の先」説とか、当初県庁の予定地は岩槻だったとか、埼玉は晴天日・日本一であるとか、ベッドタウンなので若年層が多い「若い」県になるとか、世界的に知られるアニメの聖地であるとか･･･、その発見が「逆襲」ということらしい。
　くすくす笑いながら読んでいると、埼玉が違った土地に見えてくる。


書名：埼玉の逆襲
著者：谷村昌平
出版社：言視舎
定価：1470円

夕刊フジ

産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代～60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」（http://www.zakzak.co.jp/）で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。

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