本書『君と会えたから...... The Goddess of Victory』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2006年)は、昨年第27刷が発行され、累計13万部を突破。本書は、物語仕立ての自己啓発本だ。
ヨウスケは現在、多くの人から「成功者」と認められる幸せな人生を送っている。しかし、最初から成功が約束されていたわけではない。20年前の17歳の夏、ヨウスケはハルカと出会い、人生が大きく変わった。
高校生のヨウスケは、自分の人生をどうするかを決める時期だとわかりながらも、何かをする意志に全く欠けていた。ある日、書店の店番をしていると、ハルカという美しい少女が現れた。短い会話を交わしただけで、ヨウスケはハルカにすっかり魅せられた。そこから、ハルカによる「人生」という名の課外授業が始まった。
【第一講】自分の欲しいものを知る ライフリストを作れ
【第二講】夢を実現させる方法を知る 二枚目のライフリスト
【第三講】経済的成功の真実を知る 『円』の読み方は?
【第四講】魅力溢れる人になる コンプレックスを個性に変える
【第五講】手段を目的にするな 目標達成の方法は一つではない
【第六講】できないという先入観を捨てる 可能を不可能にしてしまう恐るべき敵
「自分の内側に明かりを灯すだけで、コンプレックスや、今日の自分をつくり上げるためにできた傷は、魅力を引き出す個性になる」「昨日までできなかったという事実が、今日もできないという理由にならない」など、ヨウスケはハルカから、本当に到達したい場所へ向かうための教えを受けとっていく。
人生で達成したいことをすべて書き出す(第一講)。次に、人生で他の人にしてあげたいことを書き出す(第二講)。人のために何かをすることを目標に毎日を送ることで、夢に近づけるのだという。自分の夢を考える時、他者へ思いを馳せることが大切だと教わった。
著者の喜多川泰は、1970年生まれ。大学卒業後、塾を経営。高校生を中心に英語を教える一方、授業に取り入れるべく自己啓発の研究を続ける。ひとりでも多くの若者に素晴らしい人生を送ってもらうためにできることはないかと、執筆活動を開始。他に、『賢者の書』『手紙屋』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。
著者は、本書のあとがきに「一度しかない人生だからこそ、自分らしい最高の一生を送って欲しいというメッセージを込めて、この作品を書きました」と記している。
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