著者は労働事件、痴漢冤罪事件などを手掛ける弁護士。映画「それでもボクはやってない」のモデル事件の一つとなった痴漢冤罪事件の弁護人を務めた。さまざまな人の人生の岐路に立ち会ってきた著者が書いた自己啓発書である。
弁護士から見て、一番時代の変化を感じるのは、離婚に対する意識の変化だという。「私、離婚したの」「おめでとう」という女性の会話も珍しくないそうだ。離婚=不幸、人生の挫折者という固定観念は過去のものとなった。「明るい離婚」が増えているというのだ。「何が幸福かを決めるのは、社会や他人ではなく、その当事者本人である」と説く。
著者は人間力を磨くことが幸せになる王道だという。人間力を構成する7つの要素とは、「自愛する」「自分軸を持つ」「自分の小ささを知る」「自分を卑下しない」「他人の愚痴を言わない」「他人と比較しない」「いつも他人に感謝する」。
そして失敗は成長に不可欠なものだから、悪者にせず、大切にしよう、失敗は恐れるものではなく、明るくつき合うものだと説く。失敗は、すべて明るいものだと。書名はそこに由来する。
多くの人の失敗、挫折とそこからの再生、立ち直りを見てきた著者の言葉だからこそ説得力がある。
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