著者は朝日新聞の政治部、国際報道部記者として、長く韓国をウオッチしてきた。だから、よくある「嫌韓本」ではない。そのことを承知した上でも、これでもかと指摘される韓国の社会、経済、政治の実情には呆れるしかない。
たとえば科挙に由来する学歴偏重、労働への蔑視、それらがどれだけ社会をゆがめていることか。
政権交代により、韓国はどうなるのだろうか、関心が高まっている時期だけに、豊富な事実に基づいたルポルタージュとして、本書は貴重である。朝日新聞ソウル支局長が書いた文春新書という意味でも面白い。
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