日本の10年国債利回りが2%を下回ったのは1997年9月。
戦後最長の景気拡大を経験しても、アベノミクスが始動しても、国債の利回りだけは2%を超えない。
一体なぜ、超低金利から20年近くも抜け出せないのか。
そして、なぜ他の先進国の利回りも「日本化」していくのか。
その謎を考え続けてきた異色のエコノミストが、たどりついたヒントは、
16世紀末~17世紀初頭のイタリア・ジェノヴァを襲った超低金利だった。
「ジェノヴァで11年続いたゼロ金利は、中世封建制の終焉と近代の幕開けを告げる兆候だった。
だとすれば、現代の超低金利は、近代資本主義の終焉のサインなのではないか。」
現在進行中の世界的な経済危機を単なる「長期停滞」と見過ごしてはならない、
資本主義すら終わってしまう「歴史の危機」なのだ、と著者・水野和夫氏。
その現実を無視して、無理やり「成長戦略」を遂行すれば、日本経済のうけるダメージははかりしれない。
膨大な経済データと、資本主義の詳細な歴史を紐解きながら、
現代のグローバル経済の大転換を予見し、日本経済の針路を描くスリリングな一冊。
この春、全社会人の必読書だ。
http://amzn.to/1cbJJBh書名:『資本主義の終焉と歴史の危機』
著者:水野和夫
発売日:2014年3月14日
定価:740円+税