つい先ごろ『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は爆発的に売れ、村上春樹の名が巷間にあふれていました。村上春樹ブームはじつは日本だけではありません。彼の書いた小説は、世界各国で翻訳され、読者を惹きつけ虜にしてきました。
では世界では、いったい彼をどのように見ているのでしょうか。ニューズウィーク日本版編集部は、各国の村上春樹通から、彼ら独自の視点で描いた村上春樹論を集めました。アメリカからはジャーナリスト・小説家、韓国からは翻訳家で高麗大学名誉教授、フランスからは翻訳家で作家、ノルウェーからは翻訳家、中国からはブロガーにしてコラムニスト。言葉を操るプロである彼らに村上春樹はどのように映ったのでしょうか。尽きぬ興味は、ぜひこの電子書籍で!
1.日本人が知らない村上春樹
2.『多崎つくる』書評~心地よい声音の中を旅して
3.アメリカが見たムラカミ・ワールド
4.韓国の反日感情を一変させた「喪失感」
5.フランスの絶大なムラカミアン人気
6.ノルウェー日本文学ブームの火付け役
7.中国の20年、村上ファンの20年
*この電子書籍は、「ニューズウィーク日本版2013年5月21日号」に掲載された特集から記事を抜粋して編集したものです。
●ニューズウィーク日本版e-新書が創刊しました。10タイトル同時発売です。10月以降も好評だった特集記事を続々と電子書籍化していきます。ご期待ください。
書名:日本人が知らない村上春樹(電子書籍)
編者:ニューズウィーク日本版
発売日:2013/9/10
定価:300円(税込)