日韓関係研究の第一人者である鄭大均（てい・たいきん）氏の新刊、『韓国が「反日」をやめる日は来るのか』が発売された。
電子書籍版もブックウォーカーやキンドル等で、随時配信予定だ。
日韓の指導者が相次いで変わったが、早くも韓国のマスメディアは「日本の極右化」を警戒している。
しかし、極端なナショナリズムに走り他国への攻撃性が顕著であるのは、日本と韓国いったいどちらの側なのだろうか。
韓国人が「ナショナリズム」という言葉を聞くとき、日本のそれを連想しても、自国のそれを連想することはできない。
本書は、内省を欠き怪物化した「反日」ナショナリズムが、日本どころか韓国にとってもきわめて危険な存在になっていることに、警鐘を鳴らす一冊である。
そもそも、彼らの「反日」は韓国の事情から生まれたもので、日本人には身に覚えのないファンタジーから成り立っている場合も少なくない。
とはいえ、韓国の「反日」が、自国の中だけでなく国際社会にも影響力を及ぼすほどに膨張している今、日本側もそれをただ無視したり傍観しているわけにもいかなくなった。
本書は、戦後から最近にいたるまでの韓国国内の報道や出版の内容を丹念に分析し、韓国の「反日」ナショナリズムの姿をさまざまな側面から明らかにする。
書名／もはや怪物・韓国ナショナリズム 韓国が「反日」をやめる日は来るのか
著者／鄭大均（てい・たいきん）
定価／1000円＋税
