「おめでた」で浮かれたあとは、すぐに準備が必要です。生まれる前にぜひとも一読しておきたい1冊。それはママだけが読んでもダメで、当然パパも読まなければね。最新版では、イクメンの記事も入れています。
生まれる前に知っておきたいのは、最近流行の無痛分娩。出産につきものの痛みや苦しみを麻酔薬などで和らげるのは「悪」なのでしょうか。アメリカではすでに70~80%の妊婦が利用していますが、日本ではまだわずかに2.6%(2010年)です。日本の実態にも触れながら、現状どこまで進んでいるのかを明らかにしています。
生まれたあとは、さらにたいへん。あたふたせずに対応できるように事前の知識は必要です。授乳はどうすればいいのか? 予防接種は? 風邪を引いてしまったらどうすれば? トイレトレーニングのやりかたは?
具体的な育児のあり方に加えて、0歳児の心と脳の成長メカニズムについてもわかりやすく書いています。ニューズウィークだからこその最新の知見。たくさんの赤ちゃんの写真と図解で、楽しく読めて、頭に入る、まさに絶大なる読者の支持を得ている理由はそれです。
必要なところだけを拾い読みするのもいいし、あとから読み直せるのもいい。目次から探しやすいように何をテーマにした記事かが一目瞭然でわかるように工夫が凝らされています。育児書として真っ先に手にとって損はありません。
書名:0歳からの教育 2013年版
編者:ニューズウィーク日本版編集部
発行:2012/11/14
定価:800円(税込)