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3.11後の世界を、私たちはどう創っていくのか。鎌仲ひとみ著『原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる』、集英社より発売!

~3.11後の世界を、私たちはどう創っていくのか~

『ミツバチの羽音と地球の回転』で、原発に頼らない世界の可能性を描いたドキュメンタリー作家、鎌仲ひとみ。
日本全国で若いお母さん達による自主上映のムーブメントを作り上げた彼女による、一人一人が創る「ミツバチ革命」の起こし方。

鎌仲ひとみ著『原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる』
2012年7月26日(木)発売
集英社刊
定価:1,365円(税込み)
200ページ
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-781503-0&mode=1

【著者プロフィール】
鎌仲 ひとみ(かまなか・ひとみ)
 映像作家
早稲田大学卒業後ドキュメンタリー制作の現場へ。90年初作品『スエチャおじさん』監督、文化庁助成を受けカナダ国立映画制作所へ。93年からNYにてメディア・アクティビスト活動。95年帰国、フリー映像作家としてテレビ番組、映画を監督。2003年ドキュメンタリー映画『ヒバクシャ 世界の終わりに』以降、2006年『六ヶ所村ラプソディー』、2010年『ミツバチの羽音と地球の回転』の3部作で被曝と原発の問題を追う。最新作は『内部被曝を生き抜く』。

【内容】
「被ばく」と「核」の三部作で知られるドキュメンタリー映画作家が見つめた原子力産業の真実と内部被ばくという見えない脅威。スウェーデンで見つけた持続可能社会への移行へのヒントから、日本各地で始まる自然エネルギーの胎動。さらに、上映会がきっかけで結び着いたお母さんたちの「ミツバチ革命」の実態。10年あまりにわたる取材と上映活動を通じて、著者がたどり着いた脱原発への道筋とは?!
『ヒバクシャ』『六ヶ所村ラプソディー』『ミツバチの羽音と地球の回転』の三部作は、全国の幼い子供を持つお母さん達を中心に、何百カ所にも及ぶ自主上映会が行われている。そこで生まれた上映グループを核として、市民一人一人による原発のない世界を創ろうという運動、それを著者は『ミツバチ革命』と名付けている。日本全国で若いお母さん達による自主上映のムーブメントを作り上げた彼女による、一人一人が創る「ミツバチ革命」の起こし方。

【本文より】
これまで日本の国民はいろんな局面で、お上のやることだから、とあきらめてきたわけですが、今回だけは、あきらめることができない。自分の子どもの命や健康のことを、あきらめるわけにはいかないんです。絶対に譲れない。もし、ここで譲ってしまえば、命をつないでいくことができなくなる。命をつないでいくことができない社会には、未来がない。これだけの惨事が起きてもマスコミは変わらなかったし、政治も変わらなかった。多くの母親が、このまま政府や自治体、マスコミに任せていては、子どもの命は守れないと悟った時、自分たちで変えていこうというスイッチが入った。これこそを、私は「ミツバチ革命」と呼びたいと思います。

【目次】
●はじめに
●第一章 ヒバクシャ 世界の終わりに
始まりは医療の問題から/湾岸戦争から七年後のイラクで出会った子どもたち/砂漠の狐作戦/ラシャとの約束/肥田舜太?医師との出会い/『ヒバクシャ 世界の終わりに』への道/九・一一後の世界とイラク再訪/バグダッド/ムスタファとの出会い/アメリカへ がん宣告の中の編集作業/アメリカの被ばく者/被ばくを生きる それぞれの普遍/憎しみではなくて、愛/抜け落ちていくのは、生身の人間の苦しみ/放射性物質が引き起こす分断
●第二章 六ヶ所村ラプソディー
原発 ハンフォード 六ヶ所村/フラットな視線/六ヶ所村へ/六ヶ所村通信/内面から共感すること/巨大開発の犠牲者たち/常識がひっくり返った世界/自分自身の加担も自覚すること/日本原燃/「いい人」の集団がなぜ破壊のアクセルを踏み込むのか?/放射能は目に見えない/自己欺瞞と合成の誤謬
●第三章 ミツバチの羽音と地球の回転『六ヶ所村ラプソディー』のその後/出口を探して/ミツバチへの旅 スウェーデン/ナチュラル・ステップの四つのシステム条件/シンプルでエレガントなエネルギー・シフト/石油フリーヴィジョン/脱原発依存は可能か/地球の回転が生み出すエネルギー/祝島との出会い/祭りと反原発/地域分断作戦/稀有なリーダー山戸貞夫/山戸孝くんの闘い/離島であることの強み/祝島自然エネルギー一〇〇%プロジェクト/運動に参加してきた若者たち
●第四章 映画と共振する人々
経済の原理と生命の原理/命を大切にする思想/地域でエネルギーを地産地消する/持続可能な社会に向かうために/民主主義のエクササイズ/自分たちが変わること/話すことで回路がつながる/ミツバチが作るつながり 震災以降の出来事/自らの根っこにつながるために/共振する力/つながりを取り戻すために
●あとがき


書名:原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる
著者:鎌仲ひとみ
発売日:2012年7月26日
定価:1,365円(税込み)

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