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人間愛をうたいあげた、最晩年の大作

「テンペスト」はシェイクスピアが単独で書いた最後の作品です。
書かれたのは1611年頃。晩年期のロマンス劇中、最大の傑作です。
当時、英国民の関心を集めていた海難事故のバミューダ島が舞台と言われています。
物語の展開は、魔術を持ったプロスペローにより決定されています。
あたかも作者のごとく、登場人物を 意のままに動かしているのです。
登場人物も去り魔術も捨て去った最後の場面で、
プロスペローははじめて一人の登場人物にもどります。
この作品では、不思議なもの、ロマンティックなもの、
醜悪なものと、変化に富んだ要素がみごとな調和をみせて、
美しい世界を織り上げています。
一方で島の世界は現実の人間社会を映し出しています。
プロスペローは憎しみや復讐を乗り越え、
最後には調和と和解に達し新たなる出発をします。
だからこそ不思議な島の物語が、
「再生の劇」として時代を越え読む人の共感を呼ぶのです。
天才シェイクスピアの傑作を 子供のために書き直し、世界中で絶賛された
バーデット先生の労作シリーズ 

書名:こどものためのテンペスト 
著者:ロイス・バーデット 
翻訳:鈴木扶佐子  
発売日:2007/7/1
定価:1800円(税込)

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