一度読んだだけで頭に残り、すぐに美術館に行きたくなる本が、やっとできました。(本文より)
日本は「世界一美術展に足を運ぶ人が多い国」です。しかしそこで人々が食い入るように見つめているのは、作品ではなく「説明文」。そう、日本人は美術に興味はあっても、教養がないのです……。「乙女の美術史」は、特に女性に人気のある作品と作者にまつわる恋愛、家族、友情を中心に「乙女」目線で名作を読みとき、貴女を真の「美術好き」にしてみせます!
内容は……
・キレイなお父さんは心配性―『阿修羅像』
・「萌え絵」はここからはじまった―菱川師宣、鈴木春信
・ロマンチックが止まらなかった永遠の中二病―青木繁
(以上日本編)
・本当は怖い「テルマエ・ロマエ」―ローマの大理石彫刻
・超ナルシストな元・美少年―ダ・ヴィンチ
・『裸のマハ』はスペイン宮廷一の女傑?―ゴヤ
(以上世界編)
など、乙女心をそそるものばかり。
その他にも、☆番外読み物1 芸術的観点から見るオトコのハ・ダ・カ などなど。男女を問わず、乙女ごころをもったそこのあなた、ぜひ、ご一読を!
<著者プロフィール>
堀江宏樹(ほりえ・ひろき)
作家。1977年生まれ。大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。女性の気持によりそって日本史を見直した『乙女の日本史』(東京書籍)など、日本史・世界史を問わず、歴史が本来持っている楽しさを現代的な視点で紹介する著書多数。
ブログ「橙通信」http://hirokky.kyotolog.net/
滝乃みわこ(たきの・みわこ)
編集者兼イラストレーター。1977年生まれ。広島県出身。広島修道大学人文学部人間関係学科心理学専攻卒。小学生のときに見た年末時代劇スペシャル『白虎隊』の影響で歴史ファンになり、洋の東西を問わず史跡めぐりに精を出している。
HP 「マドモアゼル特急」http://www3.to/takinomiwako
書名:乙女の美術史
著者:堀江宏樹+滝乃みわこ
発売日:2011年11月18日
定価:各1470円(税込み)