コミックエッセイストのうだひろえさんが、整理収納アドバイザーの水谷妙子さんの指導のもと、家の片づけに挑戦する。作業は完全リモート。うださんと夫、小学生の子ども2人の「片づけができない」4人家族が、水谷さんのアドバイスだけで、暮らしやすい部屋を目指した。その模様がまとめられているのが、『家族で挑戦マンガ 暮らしが良くなる片づけ』(主婦の友社)だ。
片づけてもすぐに散らかる。ものが捨てられない。収納ボックスは常にいっぱい。いつも家族に「片づけて」と言っている。うだ家は、「子育て共働きあるある」な散らかり状態だった。共感する人も多いのではないだろうか。
編集者のすすめで、水谷さんの指導のもと片づけをすることになったうださん。まずは身近な文房具から。続いて自分のデスクを片づけ、リビング、ウォークインクローゼットへと、家族全員を巻き込んで片づけが進んでいく。
片づけを始める前に水谷さんが釘を刺したのは、「整理をする前に収納グッズを買ってはいけない」ということだ。収納があると埋めたくなるのが人間のさが。先に持ち物を整理してから、収納するのが鉄則だ。
水谷さん流の整理のコツは、「使っているもの」と「使っていないもの」に分けることだ。いる・いらないではなく、使っている・使っていないで考えると、判断基準が明確になる。また、水谷さんは「見える」収納をすすめている。おしゃれな収納といえばごちゃごちゃしたものを隠すイメージだが、使うものを全部「見える」ようにしておくことで、「あれ、どこにあったっけ?」とならず、脳に負担をかけない暮らしやすい収納になる。
このように、水谷さんの片づけは、徹底的に暮らしに寄り添っているのだ。水谷さんの片づけメソッドを学びつつ、うださんは片づけにとりかかる。リビングやクローゼットなど家族で使う場所は、家族みんなにとって「どんな部屋が理想か」を話し合いながら。片づけが進むとコツが掴めてきて、自信がついてきたうださん。さらに、子どもたちや夫も自発的に片づけを始め、片づいた状態をキープできるようになった。
実は自身ももともとは片づけができなかったという水谷さん。散らかってしまう理由がわかるからこそ、片づけが苦手な人でも実践・キープできる、実用的な片づけ方を教えてくれる。マンガの間には、水谷さんによるわかりやすい整理収納アドバイスコラムも収録。まだまだ詳しいコツが本書にたくさん詰まっているので、ぜひうだ家の片づけ実況を、あなたの部屋の参考にしてみてほしい。
【目次】
プロローグ
こんな我が家でも片づけってできるの?
第1章
整理収納の基本を覚えよう!
まずは家にある文房具を分けてみる
(Column)
水谷妙子さんの整理収納アドバイス1
片づけスタート編
第2章
自分の仕事机が片づいた!
片づけ、私にもできるかも......?
(Column)
水谷妙子さんの整理収納アドバイス2
整理収納のルール編
第3章
子どもグッズコーナーがスッキリ!
家族の希望が叶ったリビング
(Column)
水谷妙子さんの整理収納アドバイス3
子どもの片づけ編
第4章
家族で進める片づけで
ウォークインできるクローゼットに
(Column)
水谷妙子さんの整理収納アドバイス4
手放し方編
第5章
キッチンの片づけで
こんなにストレスがなくなるなんて!
(Column)
水谷妙子さんの整理収納アドバイス5
キッチンアイテム編
第6章
家族会議でサクサク進む
洗面所、玄関、トイレが整う
(Column)
水谷妙子さんの整理収納アドバイス6
家族と自分の思いを大事に編
エピローグ
幸せを運んでくれる片づけ
実写! うだ家のbefore&after
■うだひろえさんプロフィール
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