KADOKAWAが作家の創作活動支援、「カクヨムロイヤルティプログラム」運用開始

　株式会社KADOKAWAは2019年10月29日から、株式会社はてなと共同で開発したWeb小説サイト「カクヨム」（以下カクヨム）で、作家を目指す人の創作支援活動を始めた。

　このサービスは、「カクヨムロイヤルティプログラム」と名付けられている。まずサイト上に広告を掲載し、カクヨムが得た広告収入のうち、運営手数料として30%を差し引いた残りの70%を、このサイトに小説などを投稿したユーザーに、活動状況に応じて分配する。

　これまで小説など文章作品の執筆によって収益を得るには、書籍を出版して印税を受け取るという方法が一般的だったが、「カクヨムロイヤルティプログラム」によって、原稿料や書籍刊行以外の新しい収入手段の提供が可能になるとしている。

図は、「カクヨムロイヤルティプログラム」広告収入ユーザー還元モデル概念図

（BOOKウォッチ編集部）