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林真理子さんのエッセイ連載1615回、ギネス記録に

 「週刊文春」に連載中の林真理子さんのエッセイが、2019年8月29日発売の9月5日号で、1615回を数える。これは山口瞳さんの「男性自身」(「週刊新潮」)の記録を抜き、週刊誌エッセイ世界一の記録になると、文藝春秋が発表した。

 連載開始は1983年8月4日号。タイトルは「今宵ひとりよがり」、「今夜も思い出し笑い」、「マリコの絵日記」、「夜ふけのなわとび」と変わったが、36年間続いている。ちなみに途中「週刊文春」に小説を連載している時は休止している。

 これまでに32冊が文庫化され、文庫累計は422万部になる。

 林さんは「作家と名乗っていい作品を残したい、認められたいと身悶えした36年間の日常を綴ってきたのが、このエッセイでした。これからももうちょっと長生きして、連載を続けていきたいと思います」とコメントを寄せている。

 BOOKウォッチでは、2017年分の連載をほぼ収録した『不倫のオーラ』(文藝春秋)を紹介している。その時のタイトルは「週刊誌最強のコラムの書き手はこの人」。このたび「最長の人」にもなる訳だ。

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写真は歴代担当者からお祝いを受ける林真理子さん(文藝春秋提供)

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