チャネル登録440万人。「東海オンエア」の『虫眼鏡の概要欄』が第二弾

　チャンネル登録者数440万人超！いまやYouTuberの中でもトップの人気を誇る「東海オンエア」。彼らの動画をより楽しむための必読書『虫眼鏡の概要欄』の第二弾が早くも発売されている。『続・東海オンエアの動画が6.4倍楽しくなる本　虫眼鏡の概要欄　平成ノスタルジー編』（講談社）だ。880円＋税。

　執筆した「虫眼鏡」さんは、東海オンエアのメンバーで、動画の概要を紹介する「概要欄」の文章を担当している。第一弾は2018年7月、第二弾は19年6月の発売。短期間で続編が出る人気ぶりはさすがだ。

　中学生が将来なりたい職業として上位にランクインするYouTuber。最近ではスポーツ選手よりも高い人気を示す調査結果もある。投稿した動画に広告が付くことでクリエイターに収益が還元されるため、動画の再生数が重要なファクターとなる。

　この再生数を左右する要素は動画だけではない。動画の概要を紹介する「概要欄」の文章もユーザーを引き付ける。人気YouTuberともなると、概要欄への注目度も高い。

　続編の刊行に合わせて虫眼鏡さんに話を聞いたところ、

「刊行できたのはファンの皆様のおかげです」
「皆さん、日本語（自体の）の面白さに気付いているのだと思います。（本作が）皆さんの読書体験を増やすきっかけになれたらいいです」

　さらに、普段から心がけていることはないかという問いに対しては、

「僕たちは内輪ノリを配信しているので、内輪ノリを多くの方にわかっていただくための気遣いは常に心がけています」
「文章については、小中学生でもわかるように書いています」

　440万人以上から支持されるのは、動画の企画、構成だけでなく、概要欄も含めた総合的な制作力なのだろう。ファンだけでなく、YouTuberを目指す人にも、参考になる一冊ではないだろいうか。

新作を手にする虫眼鏡さん

（BOOKウォッチ編集部）