シニア向け雑誌「ハルメク」好調、部数伸ばす

　50代からの女性誌「ハルメク」（株式会社ハルメク刊）が部数を伸ばしている。日本ABC協会が発表した2018年下半期（2018年7月～12月）の雑誌販売部数は月刊平均販売部数21万5503部。全雑誌（133誌）中第6位、 全女性誌では第3位。前回の発表からわずか半年で3万9531部を伸ばしている。シニア女性誌部門では、 販売部数・販売部数の伸びともに、 前回から引き続き、1位となっている。

　1996年に50代からの生きかた暮らしかた応援雑誌「いきいき」として創刊。 20周年を迎えた2016年5月号から、誌名を「ハルメク」にリニューアル。 50代からの女性を読者層に、健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど 幅広い情報を掲載している。

　同社は、「ハルメク」が支持される理由として、「読者目線の誌面作り」という編集方針を挙げている。毎号約2000枚届く読者はがきにはすべて編集部員が目を通し、モニター組織「ハルトモ」を使った座談会やアンケートも実施、記事づくりに生かしている。

　企画から運営まですべて自社スタッフが行うオリジナルイベントを年間約200回開催するなど、雑誌にとどまらず、読者との直接の交流にも力を入れている。

（BOOKウォッチ編集部）

「ハルメク」（株式会社ハルメク刊）