親が子を虐待する。あるいは子が親に暴力を振るう。その結果として、とんでもない事件が立て続けに起きている。気鋭の作家、一木けいさんが6月12日に刊行する新刊『愛を知らない』(ポプラ社)の主人公は高校生。「支配」をテーマにしたヒューマンストーリーだ。親による子どもの支配を扱っており、家庭内虐待の話が登場する。
虐待について、一木さんは次のように語った。
「子どもの場合、そもそも、自分が虐待にあっていることに気が付かないこともあります。風通しが悪い環境にいると、自分がおかれた境遇を当たり前に感じてしまうのです。何か、生活の中で違和感を感じたら、信頼できる人や、または、ネットの書き込みなどでもいいから、相談してみてほしいです」
本作は、「普通」という言葉に引っかかってしまいがちな方に読んでいただきたい、と話している。
一木さんは2016年の第15回「女による女のためのR-18文学賞」を受賞している。
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