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今すぐできる「鼻のトラブル」に効くツボ

  • 書名 『鼻は1分でよくなる! 花粉症も鼻づまりも鼻炎も治る!』
  • 監修・編集・著者名今野清志
  • 出版社名自由国民社

身体の不調を感じたときに、手軽にできる「ツボ」を押すマッサージ。
21世紀に入って科学的な解明が進み、WHO(世界保健機関)が、ツボの位置の世界基準を発表するなど、その有効性は徐々に認識されてきています。

身体の特定の部位に効果があるとされるツボは、数多くあります。
もちろん、鼻も例外ではありません。そこで、今回は『鼻は1分でよくなる! 花粉症も鼻づまりも鼻炎も治る!』(今野清志著、自由国民社刊)から、鼻水、鼻づまりへの効果あると言われる「鼻に効くツボ」をいくつか紹介していきましょう。

■即効性のある「鼻」のツボ

鼻水、鼻づまりに即効性があるのは、やはり鼻のまわりにあるツボ。
「迎香(げいこう)」と「天迎香(てんげいこう)」の二つです。

表紙

「迎香(げいこう)」は、小鼻が最もでっぱったところのつけ根。
「天迎香(てんげいこう)」は、「迎香(げいこう)」の上、小鼻のつけ根の両脇にあります。

このツボを押すときは、両手の人差し指の先で、斜め45度の角度で上に向かって押すのが効果的。
特に「天迎香(てんげいこう)」は、1回に20秒、長くても2分間押し続けることで効果が最大になると言います。
ただしこのツボは、効果が高いぶん繊細です。強く押すのではなく、そっと押さえるくらいの刺激に留めましょう。

■「鼻の症状+α」の効果があるツボ

ツボにはいくつかの部位への効果が期待できるものがたくさんあります。
そこで、鼻の症状に加えて、他の症状やプラスの効果があるツボを紹介していきます。

まずは、「印堂(いんどう)」。
鼻水や鼻づまりをやわらげるのに加え、睡眠の質を高めて体全体の回復力をアップするツボとして知られています。

表紙

ツボの位置は、左右の眉毛のちょうど中間あたり。
中指の腹を使って、頭の中心に向かって「イタ気持ちいい」と感じるくらいの強さで押しましょう。

そして、「百会(ひゃくえ)」。
「百(多種多様な)の経絡が、会(出会う、交わる)う」という意味を持つツボで、鼻づまりをはじめ、不眠、頭痛、目の疲れ、耳鳴り、自律神経の乱れなど、さまざまな健康効果を持つといわれています。

表紙

位置は、左右の耳の上端を結んだ中央。
中指の腹で、体の中心に向かって押すか、トントンとリズミカルに叩いてもOKです。

■まとめて一気に効く!鼻にいい「耳」のツボ

耳のつけ根には、鼻水、鼻づまりに効果的なツボが密集しています。

表紙

耳の穴の手前にあるふくらみの真ん中あたりにあるのが「内鼻(ないび)」。
その下にあるのが「腎上腺(じんじょうせん)」。少し上にあるのが「外鼻(がいび)」。

この3つのツボは、耳の穴に人差し指を入れ、外から親指ではさむようにして、もみほぐすのが効果的。一般的なツボのように押すのではなく、2分ほどもみほぐすといいでしょう。

◇ ◇ ◇

ここで紹介したツボはほんの一部ですが、移動中やデスクワーク、家事の合間やTVを見ながらでも、気軽に刺激することができます。
また、ツボの位置はだいたいの目安で大丈夫ですが、周辺の骨のまわりなどを探ると「ツーン」とくる位置があるはず。そんなポイントが見つかったら、重点的に刺激していくといいでしょう。
(新刊JP編集部)

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