追いかければ追いかけるほど相手は逃げるのが恋愛の常。
特に女性は、彼氏や気になる男性に好かれようと思うと、言いたいことを言えなかったり、必要以上に相手に尽したりしがちです。
でも多くの場合、あまりいい結果にはなりません。相手が重いと感じて逃げてしまったり、もしうまくいったとしても、いずれ女性側が相手に合わせて自分を殺し続けることに疲れてしまうからです。
■わがままは「悪」ではなく、不可欠なもの
相手に尽くしすぎてしまう女性の多くにあるのは「わがままを言ったら嫌われてしまう」という思い込みです。
ただ、自分の気持ちやしてほしいことを素直に表現することは、本来自然なこと。もしそれで嫌われてしまうなら、「わがまま」がいけなかったのではなく「わがままの伝え方」が悪いのです。
愛妻コンサルタント萩中ユウさんは、著書『恋愛上手なあの子がしてる 溺愛されるわがままのすすめ』(WAVE出版刊)で、無理せずに相手から愛されるために必要なこととして「素直にわがままを言えること」を挙げています。
ただ、これまで尽くす一方の恋愛をしてきた人にとって、自分を率直に表現する恋愛スタイルは思ったよりも難しいことかもしれません。「私にはムリ」と思った人は、こんなことから始めてみてはいかがでしょうか。
■「私の取扱説明書」をつくる
彼と素直にわがままを言える関係を作るために、最初のステップとして「自分がしてほしいこと」や「してほしくないこと」を相手に知ってもらう必要があります。
とはいえ、自分のことは案外自分でもわかっていないもの。相手に整理して伝えるためにも、自分がされてうれしいことやその理由、そして自分がされて嫌なこととその理由を、じっくり考えてみましょう。
そうして「私の取扱説明書」ができたら、相手にそれを伝えてみます。どうすればあなたが喜ぶかがわかれば、彼はそれをしてくれるはずです。あなたがそれにきちんと感謝すれば、彼は「ここまで喜んでくれる彼女を手放すなんて、もったいない!」と思うようになり、二人の恋愛には好循環が生まれます。
■嫌われない努力より、嫌わない努力を
必要以上に相手に尽してしまうのは、相手に嫌われたくないから。
でも、本当に幸せな恋愛は「嫌われない努力」ではなく、自分が相手を「嫌わない努力」によって育まれます。
やみくもに尽くしたり、「彼のため」と思って嫌いなことや不得意なことをやり続けた結果、彼から思うような反応を得られないと、生まれるのは「こんなにがんばっているのに...」と彼を恨む気持ちです。これでは相手との関係が良くなるはずもありません。
それなら、我慢したり、むやみに尽くすのをやめる代わりに、相手との価値観の違いを埋めたり、トラブルを乗り越える方にエネルギーを注ぐ方が魅力的で愛される女性ですよね。
◇
恋愛のスタイルは人それぞれですが、もし今の恋愛がうまくいっていなかったり、泣きたくなったり、疲れてしまっているなら、それは自分の恋愛スタイルを変えた方がいいというサインかもしれません。
自分自身と恋愛への自信のなさから「尽くし癖」がついてしまっている人は多いもの。相手と対等なパートナーシップで、ずっと幸せな恋愛を持続させるためにも、本書は役立つところが多いはずです。
(新刊JP編集部)
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