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社長とゴルフ、なにを話す? 年上の偉い人に気に入られる3つのテク

 私たちが毎日何気なく交わしている「雑談」。そこに成功の秘訣が隠されていると、普段から意識していますか? 一流の人にとって、雑談はコミュニケーションの潤滑油であるだけでなく、それ自体が重要な仕事であり、常に相当のエネルギーを使っているんだそうです。
 『一流の人はなぜそこまで、雑談にこだわるのか?』(小川晋平、俣野成敏/著、クロスメディア・パブリッシング/刊)では、ビジネスの世界で成功を収めた2人の著者が、仕事において雑談がいかに重要であるか、どんな雑談が成功につながるのかなどについて伝授しています。
 今回はその中から、「オジサンキラーになる秘訣」について紹介しましょう。

●「雲の上の人」と話すときこそ、フランクに接する
 例えば、みなさんは企業の会長のような「雲の上の人」と接するときはどのように話しますか? おそらく、失礼の無いように細心の注意を払って話そうとする人が多いかと思いますが、本書では「あえてフランクな言葉遣いで話すこと」を勧めています。ポジションが絶対的に高い人からすれば、普段フランクに接してくる人が少ないので、「マジっすか!」などのようなくだけた言葉遣いで率直に接してくる若者がかわいく見えるのです。もちろん失礼の無いようにしなければなりませんが、かしこまりすぎる必要はないということ。逆に、自分より少し目上くらいの人は下からの突き上げに敏感なので、丁寧な言葉遣いで接する必要があります。

●年配者には過去を聞く
 人生経験が圧倒的に豊富な年配者に対しては、基本的に会話は聞くだけにします。特に50歳を超えている方は未来より過去の方が長いわけですから、相手をしゃべらせたいなら過去を聞くことに限ります。それに目上の人は武勲を残したからそのポジションにいるわけです。それなら「いろいろご苦労あったんじゃないですか?」「武勇伝とかあったんですか?」とその理由をひもときます。そして重要なのが最後の「自分もそうなりたいです!」とダメ押しの一言。これで相手も心をくすぐられます。

●あえて知らないフリをする
 他にも、目上の人が提示した話題は知っていても知らないフリをする、といったテクニックがあります。これは、「教えてください」とへりくだって相手の機嫌を取るためだけのものではありません。最初に知らないフリをしておいて、相手が話し終わった後にそれをうまくまとめたり的を射た感想を言ったりすることができれば、「頭の回転が速い人」との印象を与えられるというわけです。

 このようなテクニックを使って上司の心を開くことができれば、ちょっと話しにくいような仕事の話題もぐっとハードルが下がります。雑談を通して関係を深めておけば、出世の可能性も高まるはずです。
 普段何気なく交わしている雑談にちょっと注意を向けてみれば、その後の人生が大きく変わるかもしれません。みなさんも雑談力を磨いてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)

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『一流の人はなぜそこまで、雑談にこだわるのか?』(クロスメディア・パブリッシング刊)

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