きれいにモノが整頓された部屋の方が快適に暮らせると頭ではわかっていても、仕事が忙しい時期が続くと、いつしか部屋は散らかり、ゴミがあふれ返っている状態に。こうなるともう掃除をする気も起こらず、汚い部屋の中で気持ちまで荒んでいく……。
こんな「負のスパイラル」からは一刻も早く脱出しないといけません。
『アラサー・ややこのおそうじ奮闘記』(すばる舎リンケージ/刊/電子書籍版のみ発売)の著者、ややこさんの部屋も、かつてはそんな「汚部屋」だったとか。
長時間労働と不規則な生活で荒んだ生活、ストレスを浪費で解消するために、家にはモノが溢れ、半ばゴミ屋敷の様相に……。
この状態から、周囲の支えもあってキレイに整頓された部屋を取り戻すまでが本書ではつづられているのですが、ややこさんはまずこんなところから始めてみたそうです。
■部屋の間取り図を手に入れる
あまりに散らかった部屋は、掃除しようと思ってもどこからを手をつけていいのかわかりません。だからこそ、自分の部屋の現状を把握するためにまずすべきことは「間取り図」を入手すること。
賃貸の部屋なら入居時にもらったものがあるはずですし、もしなくしてしまったなら、「部屋の数と広さ」「入口やドア、窓の位置」「家具の大きさ」に注意して自分で作るのもOK。
これがあれば、散らかりに散らかってどこに何があるかわからない部屋を客観的に見ることができます。どの部屋がどんな状況にあるか、どこにどんな空間があるかが把握できれば、「まずどこから取り掛かろうか」という段取りにも頭が回り始めるはずです。
■放置は危険!先に掃除すべき場所
掃除をする際、最優先で片付けるべきなのは、
・コンセントまわり
・ほこりまみれの電子レンジ
など。これらの場所は、放置しておくと何かの拍子に着火し、火事になる危険があります。
また、無造作に積み上げられた物々は地震で倒壊する危険がありますし、部屋の中に入りきらないものをベランダに置いていたりすると、落下して他の人に危害を与えたり、非常時の避難経路になっていたりする可能性があるので、何よりも先に手をつけることが重要です。
■掃除の進捗リストを作る
そして、掃除を始めたら、その進捗状況が目で見えるようにしておくこと。
掃除をしなければいけない箇所とその進捗状況をリストにして、終わったらチェックを入れておくようにすれば、あとどれくらいやれば家の中がきれいになるのかがわかります。
飽きっぽい人や、物事を投げ出しがちな人は、このリストを作っておくと、掃除を継続する助けになってくれます。
自宅を「汚部屋」にしてしまうくらいですから、ややこさんは元々「片付けが苦手な人」です。それでも無理せず、少しずつ、こつこつと掃除と片付けを進めて、すっきりした部屋に戻したプロセスは多くの人が共感できるはず。散らかり放題の部屋に悩む人、片付けがなかなか習慣として定着しない人も「これなら自分にもできる!」と思えるはずです。
ややこさんのように「汚部屋」を目の前に立ち止まっているアナタ、涙アリ・笑いアリの本書で、汚部屋を抜け出しましょう!
(新刊JP編集部)
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