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夢の実現を阻害する「思考のクセ」とは?

 やりたいことを仕事にする、お金持ちになる……大きな夢を持っていても、現実はどこかで折り合いをつけたり、諦めざるをえないものです。とはいえ、夢を叶え、経済的にも成功している人は少数ですが確かに存在します。両者は一体何が違うのでしょうか。

 『夢もお金も手に入れる人のシンプルな習慣』(井上裕之/著、すばる舎/刊)では、夢もお金も手に入れる人になるための方法を、幸運が舞い込む70個のヒントとともに紹介しています。

■夢を諦めないための大原則とは
 夢を諦めないための最良の方法は、「諦めなくてもよい方法を見つけ出すこと」。当たり前のことのように思えますが、実際にやろうとするとそう簡単にはいきません。なぜなら、私たちの思考パターンには、「自分には無理」「どうせ、できっこない」などのマイナスの思い込みが埋め込まれているから。こうした思い込みがあるために、何か障害が見つかるとすぐに諦める方向で考えてしまうのです。
 夢を諦めないための原則は、この思考の癖を治すこと。すぐに諦めてしまう思考のフレームワークを取り払い、その代わりにどうすれば夢を諦めずにすむかを考えるようにしましょう。
 また、夢のハードルを下げることも重要。せっかく見つけた夢なのだから、途中で投げ出すのではなく、ハードルを下げることで夢を追い続けられるのなら、そちらを優先して選ぶ。大事なことは、何とか諦めずにすむ方法を模索すること。どのような形であってもいいので続けるための選択をすることです。

 一歩一歩、足元を確かめながら上がっていくよりも、2段抜かし3段抜かし、あるいは一気に上まで駆け上がってしまったほうがうまくいく時があります。また、夢を叶える方法は一つとは限りません。ある方法にこだわりすぎると、かえって実現を難しくすることもあるのです。夢に行き詰ったら、ほかに方法がないかどうかを模索してみる柔軟性も、夢を実現するためには必要です。

 本書の著者である井上裕之氏は、歯科医師、著者、コンサルタント、コーチ、セラピストといったさまざまな立場で、6万人以上の人との対話を積み重ねてきたそうです。そのなかで気付いたことは「夢もお金も手に入れる人」と「夢もお金も遠ざける人」の両者を分ける分岐点は、「ほんのわずかなもの」だということ。
 分岐点で間違った方に行かずに夢を実現するためにも、夢もお金も手に入れるシンプルな習慣を試してみてはどうでしょうか。
(新刊JP編集部)

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