たくさん歩いた日や、立ちっぱなしだった日に、自分で自分の足の裏を触って、つちふまずを押してみたりすると気持ちいいですよね。
多くの方がご存じのように、足裏には内臓をはじめとした体の各部分と対応する「反射区」があり、その部分を刺激することで血行がよくなり健康につながるという考え方があります。
しかし、刺激すべきは足裏だけではありません。『超健康に長生きできる「足もみ」力:1日10分 「第2の心臓」である足をもんで、全身の大そうじ』(田辺智美/著、三笠書房/刊)は、心身の健康を促すポイントは足裏だけでなく足全体にあるとして、それらを日々自分で刺激する健康法を紹介しています。
たとえば、足を刺激することで体のこんな不調にも効果が期待できるといいます。
■便秘
便秘は生活習慣からくるところが大きいので、根本的な改善には「食生活の見直し」や「適度な運動」「ストレス発散」が欠かせません。しかし、それでもダメなら胃腸の反射区を刺激してみると効果があるかもしれません。
たとえば、「直腸」の反射区は、くるぶしの内側とアキレス腱の中間にあります。くるぶしの骨のきわに親指を食い込ませるようにして、上下にもんでみましょう。
また、足の裏には下行結腸、S状結腸の反射区もあり、こちらも刺激すると効果的です。
■不眠症
いまや日本人の5人に1人がかかっているといわれるように、不眠症は日本の国民病といっても過言ではありません。
これも、不規則な生活や食事、過剰なストレス、夜間のパソコンなど生活習慣によるところが大きいといえますが、「冷え」も原因の一つだとされ、これは足を揉むことで改善を見込めます。
もしどうしても寝付けなかったり、夜中に目が冷めてしまったら、親指とひとさし指で足の親指を挟んで、3秒間指圧してみましょう。これを繰り返すことで、足裏の親指の部分にある小脳の反射区が刺激されますし、下半身の冷えも解消されてすっきりと入眠できるかもしれません。
■ED(インポテンツ)
EDをはじめとする勃起不全は、男性にとって大きな悩みになります。もしそれがストレスなど精神的なところから来ているのであれば、足裏のかかとの部分をもんでみると改善する可能性があります。
また、足裏でなくくるぶしの周辺には前立腺や睾丸の反射区もあるので、こちらも刺激してみましょう。
今回詳しく書けなかった反射区も、その他多数の体の不調に対応する足のポイントも、本書には詳しく解説されています。
自身の体と相談しながら、試してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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