成功できる人とそうでない人、それが決まるのはいつでしょうか。
その答えは40代です。
20代、30代で苦汁をなめるような毎日を送っていても、40代の10年間、努力を怠らずに自己を研鑽し続けていれば、人生は好転するといいます。
ベストセラー『一生折れない自信のつくり方』の著者である青木仁志さんは新刊『40代からの成功哲学』(アチーブメント出版/刊)で、自分自身も45歳くらいから少しずつ上向きになり、50代になってから花開いたと言い、40代の10年間の過ごし方を教えてくれます。
これまで培ってきた経験を生かして、適切な判断をしながら、40代で成果を積み上げていく。それが50代での成功につながるのですが、どんな風に40代を過ごせば、人生は豊かになるのでしょうか。
■豊かになれる人の条件とは?
青木さんは本書の中で、「貧乏で何もなかった自分がよくなれた理由」として、24個の項目を箇条書きで列挙しています。その一部を挙げましょう。
・朝から晩までよく働いた
・自己啓発を怠らなかった
・人を大切にした
・素直さと謙虚さを求めた
・強い上昇思考があった
・良い本に出会えた
・ハングリーだった
・損得勘定抜きで人と接した
・体験、経験から学び活かした
・運が良かった
青木さんがあげた項目に、特別なものは見受けられません。当たり前のことを当たり前にやり続けることが、豊かになれる人の条件だといえます。
■成功する人としない人の差とは?
青木さんは成功する人としない人には大きな差があると述べています。
例えば、次のような場合、あなたはどうしますか?
あなたは山登りをしていますが、登り始めてからもうずいぶんと時間が経っています。体力は消耗しており、もう限界…。そんなところに、ようやく頂上が見えました。
さらにしばらく行くと、道が二つに分かれています。片方は頂上へ向かう道、片方が下山用の道です。身体は疲労困憊、はやく下山して休みたい、そんな気持ちでいっぱいです。
このとき、あなたはどちらの道に行きますか?
青木さんいわく、成功できる人は「迷うことなく頂上へ向かう人」、成功できない人は「頂上を見たことで満足し、これで十分だと思って下山をする人」なのだそうです。
「成功とは、社会正義に反することなく、他の人々の欲求充足を手助けしながら、自ら定めた目的目標を自らの意志で達成していく過程」だと青木さん。
「おれがやらなければ誰がやる」という信念を持って突き進めば、それまでの人生を挽回するだけでなく、人間としても大きく飛躍できるはずです。
本書では、それまでのキャリアに左右されず、人生の分岐点となる40代を自分らしく成長するための至言がつまっています。
また、それらの言葉はもちろん若いビジネスパーソンにもグッとくるはず。もっと成長したい、貪欲になりたいと思っている人は背中を押されたように勇気が湧いてくるはずですよ。
(新刊JP編集部)
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