4月からの消費税増税に伴い、一般的な家庭でも支出は多くなると言われています。今まで切りつめて生活をしていたのに、さらに出費がかさむ。にも関わらず、給料が上がる気配はしない…。そんな中で、お金を増やすことは可能なのでしょうか。
『警備員の山田さんが4年で1億8000万円の資産を築いたヒミツ』(すばる舎/刊)の著者である山田勤さんは、本書の中でお金を増やすことができる人の特徴を述べています。それによれば、どんなに少額でも無駄にせず、お金に対してしっかり向き合っている人がお金を増やすことができるようです。
■払わなくてもいいお金は払わない
コンビニに行くと目的のものだけでなく、ついつい別の商品にも手が伸びてしまい、余計にお金を払っている…ということはないでしょうか。
これはお金を増やせない人の行動です。
山田さん曰く、お金を増やす人は極力むだなお金を使わないようにしているのだとか。休日の銀行口座からの預金引き落としなど、日々の生活の中で無駄な出費は意外とあるものです。そういったものをなくしていくことが、お金を増やす習慣になっていきます。
■落ちているお金を見つける
「落ちているお金」とは比喩で、山田さんは「お金を支払って、お金を得る」ということを意識しているそうです。これは、お金を払いながらも損を限りなく抑えるということです。
例えば光熱費などの固定費をクレジットカード払いにすると、ポイントが貯まってキャッシュバックを得ることができます。何を買うにしてもカードが使えないか、ということに注意を払うことで、お金を払うというだけの行為から抜け出すことができるのです。
■一流が集まるところに行く
一流のレストラン、一流のお店、そういった一流の場所には、一流の人が集まりやすいものです。そして、こうしたお店に行くと、自分の一流になったかのような気分を味わえ、仕事に対してもモチベーションを上げることができます。
一流の店に行くことの効果はそれだけではありません。一流の店には一流のサービスがあるものです。そのサービスを学び、自分の仕事やビジネスに活かすことができます。
山田さんは定期的に奥さんと高級店で食事するようにしているそうです。我慢せずに一流の店に行き、一流に触れる。それが、お金を増やすことにつながることにつながるのだと言います。
著者の山田さんはもともと散財家で、苦しい生活を送っていましたが、新聞配達をしていた妻がひき逃げに遭うという事件などをきっかけにお金に対する認識を改め、2棟のアパート経営に乗り出し、資産1億8000万円超を築きました。そして、今ではハワイにコンドミニアムを購入するなど、警備員として働きながらも経済的にも精神的にも自由な生活を送っているそうです。
本書ではアパート経営のノウハウからお金を増やすための習慣まで、山田さんの経験に基づいて、資産を形成する方法が幅広く紹介されています。これから資産形成を始めたいという人にとっても参考になる部分があるはずなので、一読してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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